別館

2013年06月25日 Tue

下町ロケット

・発売日: 2010年11月
・著者/編集: 池井戸潤
・出版社: 小学館
・サイズ: 単行本
・ページ数: 407p



取引先大企業「来月末までで取引終了にしてくれ」メインバンク「そもそも会社の存続が無理」ライバル大手企業「特許侵害で訴えたら、…どれだけ耐えられる?」帝国重工「子会社にしてしまえば技術も特許も自由に使える」-佃製作所、まさに崖っプチ。

流石は直木賞受賞作です。すげぇ!感動した!
「鉄の骨」で出てきた白水銀行がやっぱり嫌な感じで出てくるんだけど、あんまりにも憎々しげな応対なんで、ついつい主人公に感情移入して
「何なんだこいつらの態度は!」
みたいに一緒に腹を立てて読むあたりは、見事に作者にしてやられたりって感じで、不器用でも真っ直ぐな佃社長にぐいぐい惹きつけられてしまいました。
銀行以外にも嫌なやつがたくさん出てきて、結構ムカムカしながら読むんだけど、最後には・・・
おっと、ネタバレになるところだった。
気がついてみれば買ったその日に一気読みでした。

いやぁ、こういう本・・・若い人にどんどん読んでもらいたいなぁ〜!
激しくお薦めです!

(追記)
実はこの記事、今年の2月に途中まで書いて書いたこと自体すっかり忘れてました。
久しぶりにお友達のブログを覗いてみると・・・
「たくさんのブログ仲間が辞めていってしまいました。」
と書いてあり・・・
僕もその中の一人かもなぁ〜と思ったりして、少しだけセンチメンタル。(ー'`ー;)
なかなか更新頻度がアップしませんが、少しがんばってみようと思います。
posted by Jango at 18:23 | 石川 ☁ | Comment(4) | TrackBack(0) | 書籍

2013年02月12日 Tue

ビブリア古書堂の事件手帖

ビブリア古書堂の事件手帖 [ 三上延 ]

ビブリア古書堂の事件手帖
価格:620円(税込、送料込)

・発売日: 2011年03月
・著者/編集: 三上延
・出版社: アスキー・メディアワークス 角川グループパブリッシング
・サイズ: 文庫
・ページ数: 307p



鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大低ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも、彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは“古書と秘密”の物語。

現在放送中、月9ドラマの原作ですよね。
美人店主の篠川栞子を剛力彩愛、栞子と一緒に謎を解き明かしていく“活字恐怖症”の五浦大輔を「EXILE」のAKIRAが演じています。
この本も妻が買ったのですが、ドラマをちょっと観て「小説と全然違って面白くない!」と読むのを止めてしまったので借りて読んでみると、なかなかどうして面白いじゃありませんか!

確かに、小説とドラマは全然設定が違います。
小説から想像する栞子は剛力彩愛には似ても似つかないし、大輔は栞子よりも年下のはずなのにAKIRAってのはやっぱり違うと思うのですが、ドラマはドラマで別物と思えば結構楽しめると思います。
GTOの時も思ったけれどAKIRAは良い演技をしているよねぇ。

とは言え、ドラマや映画はやっぱり原作(小説)には敵いませんわ。
posted by Jango at 18:52 | 石川 ☁ | Comment(3) | TrackBack(0) | 書籍

2013年02月11日 Mon

鉄の骨

【送料無料】鉄の骨 [ 池井戸潤 ]

【送料無料】鉄の骨 [ 池井戸潤 ]
価格:880円(税込、送料込)

・著者/編集: 池井戸潤
・出版社: 講談社 発売日: 2009年10月07日
・著者/編集: 池井戸潤
・出版社: 講談社



直木賞受賞後初文庫! 迫真の企業エンタメ談合という「悪しきしきたり」の只中に放り込まれた新人ゼネコンマン・富島平太。「仕事を取るんだ」。会社倒産の危機の中、平太は業界のフィクサーと出会う−
第31回吉川英治文学新人賞 受賞


いやぁ、面白い!お薦めです。
実は僕、以前はゼネコンマンだったので、この本を読んで感想をきかせてほしいと知り合いに勧められたのです。
現場にも配属になったし、当時も今も設計をしているので談合の場で何が行われているのかは知りませんが、談合が無かったなんてことを言うつもりはありません。
ただ、主人公平太のように、誰かがやらなければならない土壌が業界にあったことは間違いありません。
そして、ゼネコンが今後どのように生き残りをかけて闘わなくてはならないのか。
小説の中にも生き残れない会社は淘汰されるべきとの台詞もでてくるのですが、口で言うほど生易しいものではないと思います。
そういった意味では考えさせられる作品でした。
僕はエンジニアなので、専門分野の話の中には多少違和感のある部分もありましたが、談合という社会的問題をこんな風に表現できる池井戸さんはすごいと思ったし、別の作品を読みたくなりました。
posted by Jango at 14:28 | 石川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍

神様のカルテ

   

著者: 夏川草介
出版社: 小学館

 栗原一止(いちと)は信州にある「24時間、365日対応」の病院で働く、29歳の内科医である。ここでは常に医師が不足している。専門ではない分野の診療をするのも日常茶飯事なら、睡眠を3日取れないことも日常茶飯事だ。妻・ハルに献身的に支えられ、経験豊富な看護師と、変わり者だが優秀な外科医の友人と助け合いながら、日々の診療をなんとかこなしている。
 そんな栗原に、母校の医局から誘いの声がかかる。大学に戻れば、休みも増え愛する妻と過ごす時間が増える。最先端の医療を学ぶこともできる。だが、大学病院や大病院に「手遅れ」と見放された患者たちと、精一杯向き合う医者がいてもいいのではないか。悩む一止の背中を押してくれたのは、死を目前に控えた高齢の癌患者・安曇さんからの思いがけない贈り物だった。
 第十回小学館文庫小説賞受賞作。2010年本屋大賞第2位。


いやぁ、面白かったです。
実はこの本、映画化されており、主人公を嵐の櫻井翔が演じているのだそうです。
嵐ファンの妻が買った本なので、全く期待しないで読んだのです。
ところがどうして・・・
1・2・3巻どれも泣いてしまいました。(苦笑)
いやぁ、早く4巻出ないかなぁ。待ち遠しいです。
おそらく4巻が出たら妻がすぐに買うでしょう。
妻が読み終わるのを待ってられなくて、僕も買ってしまうかもしれません。ははは。(汗)

(注)amazonのカスタマーレビューでは結構厳しい意見があることも付記しておきましょう。
何でかなぁ・・・医療関係者の男性に酷評が多かったような気がします。
posted by Jango at 13:47 | 石川 ☁ | Comment(4) | TrackBack(0) | 書籍

2013年01月07日 Mon

1Q84

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2012年04月 発売
村上春樹/新潮社

スポーツインストラクターの青豆は、とある老婦人の指示のもと、女性をDVで苦しめる男たちを暗殺する任務についている。彼女は人間の身体の微妙な部分を捉える優れた能力をもっており、首の後ろのあるポイントに細い針を突き刺すことで、心臓発作に酷似した状況で人間を殺害することができる。青豆がその任務に携わるようになった背景には、彼女の過去が関係している。
しかし、ある任務に携わったあたりから、青豆は自分がそれまでの現実とは微妙に異なった世界「1Q84年」にいるらしいことに気づく。
一方、予備校の講師として数学を教える天吾は、小説家を目指して新人賞のために小説を書きつづけている。応募していくなかで知り合った編集者の小松とも親しくなり、小松から無署名のコラム書きや新人賞応募作の下読みなどを任されるようになる。天吾は応募作のなかから、「ふかえり」という少女の書いた『空気さなぎ』という小説を見出し、小松に強く推薦する。小松は天吾に『空気さなぎ』をリライトして、文壇を見返さないかと持ちかける。
青豆と天吾は実は10歳の時に出会っているが、その後は交わることもなく離ればなれとなり、それぞれの孤独を抱えて生きるようになった。そんなふたりが1984年に、同じ「さきがけ」という宗教団体に関わる事件に巻き込まれていく……。


いやぁ、面白かったです。
テンポが良いので文庫本6冊を2週間ほどで読んでしまいました。
ただクチコミを読む限り、昔からの村上ファンの評価は相当厳しいので注意が必要かもしれません。

内容としては1984年っぽい話なんだけど、かなり非現実的です。
もっと説明がほしい部分もちょくちょく出てくるので、その辺が賛否の分かれるところなんでしょうか。
例えが悪いかもしれませんが、映画「ハウルの動く城」を面白いと思えない人にはお薦めできませんねぇ。

一度も話したことがない男女が手をつないだだけで愛することができるのだろうか?
ハゲ頭にそそられる女性なんて本当にいるのか?
でも青豆みたいな女性には会ってみたいかも〜。(笑)
posted by Jango at 00:38 | 石川 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍

2012年02月09日 Thu

糸川英夫の頭を良くする法

映画「はやぶさ はるかなる帰還」が2/11に公開になるそうだ。
なんとか時間をつくって観に行きたいと思っている。

はやぶさが地球に帰還したときは、日本がこのニュースでかなり盛り上がったことを記憶している。
小惑星「イトカワ」から帰還した「はやぶさ」と言えば・・・

日本のロケット開発の父と呼ばれている故糸川英夫先生を連想します。
「隼(はやぶさ)」や「鍾馗(しょうき)」などの戦闘機や爆撃機を設計した人なんですね。

調べてみると、探査機はやぶさの命名が糸川先生と直接結びつけられているものではないようですが、小惑星イトカワはやはり糸川先生の名前からきているようです。

確か、ずいぶん前に糸川先生の本を読んだはずだと思い、本棚を探してみると・・・
ありましたありました♪

「糸川英夫の頭を良くする法」(ムックセレクト)

本のタイトルを見ると、この本を手に取った当時の自分が微笑ましく思えてくるが、本当に頭が良くなりたいと思っていたのでしかたないか。

内容をほとんど憶えていなかったので、懐かしさもあり20年ぶりに読んでみた。

いやぁ、感動しました。
やっぱり糸川先生は天才だわ!
普通、20年も経つと話の内容も陳腐化してしまうように思うのですが、今でもバッチリ通用します。
今さらながらではあるが、むしろ積極的に取り入れるべきことが盛りだくさん。

本の見所は、随所にあるのでどこが良いとは一概に言えませんが・・・

若い技術者(エンジニア)には是非読んでもらいたい一冊ですね。

特に感銘を受けたのは、「人間は逆境にこそ進化のチャンスがある」というくだりでしょうか。
天才の糸川先生にも、自殺まで考えるほどの大きなスランプを経験しているのです。
(実際はちょっとニュアンスが違うけれどそれは読んでのお楽しみ)
大切なのはそのプレッシャーに負けない精神力とも書かれていました。
追い詰められて、自殺したくなるような思いは僕にもあったなぁ。
(おおげさかな)
ただ、それを乗り越えたときには大きな達成感があり、ひとまわり大きくなれたような気がします。

あ、この本を読んでも頭が良くなる保証はないと、糸川先生も書いてますので念のため。(苦笑)

糸川先生が書いたベストセラー「逆転の発想」も昔読んだはずなのだが、見当たらない。
買い直してまた読んでみようと思っています。
posted by Jango at 19:38 | 石川 ☁ | Comment(4) | TrackBack(0) | 書籍

2007年05月16日 Wed

ゲームの名は誘拐

 著者: 東野圭吾
 出版社: 光文社
 サイズ: 文庫
 ページ数: 339p
 発行年月: 2005年06月

敏腕広告プランナー・佐久間は、クライアントの重役・葛城にプロジェクトを潰された。葛城邸に出向いた彼は、家出してきた葛城の娘と出会う。“ゲームの達人”を自称する葛城に、二人はプライドをかけた勝負を挑む。娘を人質にした狂言誘拐。携帯電話、インターネットを駆使し、身代金三億円の奪取を狙う。犯人側の視点のみで描く、鮮烈なノンストップ・ミステリー。

いやぁ、面白くて一気に読みました♪
ただねぇ、最後の謎解きはどうなんでしょう。
どんなラストが待っているのかとワクワクしながら読んでいただけに、ちょっとガッカリでした。
釈然としないんだよなぁ・・・もっと理路整然とまとめて欲しかった。
この小説は「g@me」という映画にもなっているそうですねぇ。
今度DVDをレンタルしてこようと思います。
そう言えば、最近映画を観ていないなぁ。(汗)
posted by Jango at 23:05 | 石川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍

2006年12月05日 Tue

国家の品格

 著者 :藤原正彦
 出版社:新潮新書

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いやぁ、面白かったです。一気に読みました。
内容的には、前回読んだ「世にも美しい数学入門」(2/6)とラップしているところが多かったけれど、結論はこの本でハッキリ明言しています。
個人的には「世にも美しい数学入門」の方が楽しいし、オススメかな?

「この国に必要なのは国語だ!」と断言しているところで数学者の藤原先生と気がつかなかったのですが、僕の個人的な分析では、小川洋子さんと出会いが、数学と国語を結びつけるキッカケとなり、「博士の愛した数式」で藤原先生の確信に変わったのでは?と推察しています。

また、藤原先生、すごく女性にコンプレックスを持っているようなんです。
この本にも「僕はモテなかった」とか「モテたかった」とか「今でもモテたい」と言う感情が何度も出てきます。(笑)
こういう人間臭さがまた良いんだよなぁ〜♪

この本を読んで、何で今の日本がおかしくなってきているのかが分かったような気がします。
そして、自分の子供にまず教えるべきことは何なのかも分かりました。

最後に大失敗談・・・
なんと12/3(日)に石川県に講演会に藤原正彦先生が来ていたと言うのです。
それも、「国家の品格」を書いた人だと知っていて、聞き逃したのです。
あぁ〜!なんと勿体ないことをしてしまったのだろう!!(T▽T)
posted by Jango at 23:34 | 石川 ☔ | Comment(4) | TrackBack(0) | 書籍

2006年11月02日 Thu

容疑者Xの献身

容疑者Xの献身
 著者:東野圭吾
 出版社:文藝春秋
 サイズ:単行本/352p
 発行年月:2005年08月


さすがは直木賞作家。激しくオススメです♪
後から考えると矛盾しているところがところどころあるんだけど・・・
ラストは泣いてました。むしろ号泣。(T▽T)
歳を取るとダメだなぁ。涙腺ゆるくて・・・
例え方向が間違っていてもやはり僕は直球が大好きなんです。

東野圭吾の本をさらに2冊借りてきました♪

以下ちょっとネタバレ
posted by Jango at 23:59 | 石川 🌁 | Comment(2) | TrackBack(1) | 書籍

2006年08月15日 Tue

嫌われ松子の一生

このブログでしばしばコメントを残してくださるさくらこさんのブログを読んで、すぐに購入したのですが、なかなか読む暇がなくて・・・
ようやくこの盆休みに読み終えました。

嫌われ松子の一生(上)嫌われ松子の一生(下)



実は、女性が不幸とか不憫な話って苦手なので・・・
上巻は3〜4日くらいかけて半分くらいしか読めなかったのですが、残り半分と下巻1冊は1日で一気に読んでしまいました。
面白いと言うより、展開に惹きつけられると言う方が正しいかなぁ。
不器用だけど突き進むしか無いという生き方は、どこか僕にも似ていて・・・

選択肢を間違えると自分も最悪の道を歩いているのだろうか・・・
などと、考えさせられる小説でした。
言ったあとに必ず後悔するのに、言ってはいけないことを口にするなんてところはやっぱり僕にもあるからねぇ。

どこか他人事とは思えない日常の怖さを体験できる作品でした。
映画も観てみたいなぁ。
posted by Jango at 23:00 | 石川 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍